スケルトン【Skeleton】

建物の構造を支える骨組みや構造体。強度にかかわる部分です。
図面に記載されているスケルトン状態とは、骨組やコンクリートが出たままで内装の設備等が何もない状態の事を指します。
=躯体

スケルトン・インフィル【Skeleton ・Infill】

建物の躯体部分(スケルトン)と内外装・設備(インフィル)を、ぞれぞれ分離して考えられた設計、工法のことです。
従来耐震性を高めるために、スケルトンとインフィルは一体として考えねばならなかったので、使用状況に合わせた間取りの改築などは困難なものでしたが、スケルトン・インフィルの考え方による設計や工法によって、耐震性を損なうことなく間取りの変更を容易にして、建物自体の利用度や使用期間を高めるものと考えられています

スレート

スレートとは、粘板岩を薄い板状に加工したもののことです。
屋根を葺くのに使われるほか、内・外装材としても使用され、天然のものと人工ものがあります。天然のものは粘板岩が圧力で変質したもので、希少性により非常に高価なものとなっています。人工のものとしては石綿とセメントを原料とする石綿スレートなどが一般的です。

新耐震

1981年6月、建築基準法の改正により定められたもので、通称「新耐震設計基準」といわれます。建築確認はこの新耐震設計基準によらねばならなく、1981年以降に建築された建物は新耐震基準に沿って建てられています。震度6程度の地震の場合も倒壊を防ぎ、圧死者を出さないことを目標としています。
⇔ 旧耐震

ラーメン構造

建物の躯体の一種で、柱と梁の接点が変形しにくい接合になっている剛接骨組構造。ラーメン(rahmen)はドイツ語で「額縁」という意味。
耐力壁や筋交いを入れなくても、強度を確保することができるので、壁のない自由な空間を作ることができる。

更地

建物などの定着物がなく、かつ、借地権その他の使用収益を制約する権利の付着していない宅地を指します。
これに対し、宅地所有者が所有・使用している建物などの敷地の用に供されている宅地を建付地といいます。更地は、いつでも制約なしに最有効使用できる状態にあるため、土地評価の基本ともなっています。

容積率

敷地面積に対する建築物の延床面積の割合をいい、都市計画法により用途地域の種別により定められています。

容積率=(延床面積 [m2]÷敷地面積 [m2])×100[%]

床面積

建築物の各階又はその一部で、壁や柱等の区画の中心線で囲まれた部分の水平投影面積を指します。