請負

請負とは、民法で定める典型的な契約形態として定める13種類の類型のうちの1つです。
請負人として当事者の一方が、ある一定の仕事を完成することを約束し注文した者である相手方がこれに対して報酬を支払う形態のことを一般的に請負といいます。建物の建築は請負契約によって成り立っています。また、土木や建築などの建設工事の請負については争いごとが生じやすいため、建設業法において、予め、危険負担、設計変更等の場合の請負代金の損害負担物価変動に対しての請負代金の変更等に関する書面を作成することを義務付けています。

移転登記

所有権移転登記のことです。
不動産の売買や合併、相続や贈与などで生じた所有権の移転を公示するための登記を意味します。

一般媒介契約

不動産の売買や賃貸を不動産業者に依頼する契約のうち、複数の業者に取引仲介の依頼可能な契約形態です。

違約手付

借主からの解約申し出は予約証拠金の没収、賃貸人からの解約申し出は倍返しとされています。ただし、これは損害賠償金の最低額と考えられ、各々超過分の損害賠償金を相手方に請求できるとされています。契約書中に「違約金として没収でき、損害賠償の請求を妨げない」と明記します。

印紙

契約を文書化したものについては、契約書には印紙税法上収入印紙を貼付して当事者相互に消印し合わなければならない場合があります。その文書に記載されている金額によって、収める印紙税の税額が異なります。

違約金

契約に定めた事項に違反した者が、相手方に対して支払う金銭で、違約罰のひとつです。
契約を締結する際、金額まで決めておくことができます。

合筆

隣接する数筆の土地を一筆の土地に法的に合体することをいいます。
具体的には、土地の所有者が登記所に土地合筆登記を申請することにより行います。

内金

内金とは、購入代金を何度かに分けて支払う時に、代金の一部を前払いするものを、一般に「内金」または「内入れ金」といいます。不動産に関していえば、履行着手金等の前払い金がこれに当たるとされています。なお、手付金と似ている点がありますが、実質的には異なるものです。金額的に代金の4分の1から2分の1程度と大きくなるケースがあります。