壁芯【へきしん】

壁の中心線を結んで測った寸法のこと。内法に比べ、壁の厚みの分だけ面積は大きくなる。
分譲マンションのパンフレットに書かれた専有面積は壁芯計算によるものが多く、実際に使用可能な面積はそれより少し狭い。公的融資を受ける時には壁芯による面積、税金の軽減措置に必要な要件は内法による面積なので、注意が必要。

分電盤【ぶんでんばん】

電気の安全利用のため、屋内の電気配線では分電盤の設置が必要とされています。スイッチや漏電遮断機(漏電ブレーカー)、配線用遮断機(安全ブレーカー)などを取り付けた配電盤を指し、幹線と分岐回路との分岐点上に設けられます。また、分電盤には業務用と住宅用がありますが、業務用には照明をリモコン操作するための制御ユニットや電力計、制御用リレーなどが組み込まれている場合があります。

プレハブ工法【prefabrication method】

あらかじめ部材を工場で生産・加工し、建築現場で加工を行わず組み立てる建築工法のこと。なお、「学術用語集 建築学編」では、プレファブ工法またはプレファブリケーションとさだめられている。

プレキャスト【Precast Concrete】

現場で組み立て・設置を行うために、工場などであらかじめ製造されたコンクリート製品、あるいはこれを用いた工法。
プレコン、あるいは単にプレキャストと略して呼ぶこともある。

光ケーブル【Optical fiber Cable】

光ファイバーを保護膜用材で覆った通信ケーブルのことです。電気信号を光信号に変換して伝送するシステムに用いられます。長距離や高速、大容量の情報を伝達することに優れ、電磁誘導のノイズや雷害を受けず、漏話もないという利点があります。

パーテーション

部屋などの間仕切り、分割する時に使用する材料。天井まで区切ってしまう「ハイ・パーティション」と、簡単な応接を作る時などに使用する「ロー・パティション」がある

バリアフリー【barrier free】

高齢者や身体障害者などの使い易さ、利便さに配慮し設計された建築物や製品、またはその概念を指します。建築物でいえば、段差のないスロープや、通行し易いように仕切りをなくして幅広に取った通路などがあります。

ネット(NET)面積

壁芯で算出した貸室の専用面積のことです。
共用率という場合は、貸室面積に含まれている共用負担の比率を指し、共用負担率と同義です。共用率10%という場合は、貸室面積の中に共用負担が10%含まれているということです。また、「貸室はネットです」という場合は、貸室面積に共用部分が含まれていないという意味になります。
=貸室面積
⇔グロス面積

24時間使用

貸室に24時間いつでも出入りできるビルをいいます。
ただし保安上の観点からオフィスビルでは夜一定時間後は正面は玄関を閉じ、通用口より鍵やカードで特定のビル関係者のみ入場できるのが普通です。また、オフィスは24時間使用可能であっても駐車場は時間が制限されている場合があるため、注意が必要です。