公図

市町村役場や法務局に備えられている土地の図面のことです。
もしくは土地登記簿に付加されているその土地の所有者や面積、境界や地目などが記載された地図を意味します。いまから100年以上前、明治時代の初頭に地租改正事業として行われた測量を基に作られた地図が公図とよばれます。昭和35年の法改正によって法的根拠を失っていますが、現在でも17条地図が完成するまでは、これに頼るしかないという暫定的な権限を持っています。

高度利用地区

用途地域内の市街地において、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るために、建築物の容積率の最高・最低限度、建ぺい率の最高限度、建築面積の最低限度、、壁面の位置制限などを定めた地区を指します。高度利用地区は市町村が都市計画によって指定するものです。

公簿面積

登記簿上の面積を指します。
この公簿面積と実測面積が相違することがあります。公図を基にして計算された登記簿上の地籍は、おおかた現況の土地面積とは違っています。

建ぺい率

敷地面積に対する建築面積の割合をいい、都市計画法により用途地域の種別、防火地域等により定められています。建築面積率ともいいます。

共益費

毎月賃料以外に徴収されるビルの維持管理費です。
詳細は別記記載します。賃料と同様に消費税の支払い対象となります。

共有負担部分

専用部分を除いた、その建物内で共有している箇所(共有部分)の管理、保全のために入居者が費用を負担する部分です。

館内細則

ビルの使用細則を定めたものです。
ビルでの禁止行為や使い勝手を記してありますが、重要なのは正面入り口・通用口・駐車場の開閉館時間、空調・EV等の運転時間です。

管理人

テナントビルの管理者は、ビル管理(清掃・保安)の狭義ではなく、広義に運営としての管理人を指すことがあります。この場合、賃料の代行出納業務も含めてテナントに対し貸主と同格の権限を持つこともあります。