取引事例(比較)法

対象不動産の近隣地区または類似の取引事例における取引価格について、時点修正や地域要因補正などの相対的補正修正を加えて、評価額を算出する方法。

テナント保証

テナントビル事業には、多額の建設コストを投下した後、テナントに入居してもらえるかどうかというリスクが生じます。そのためビル事業主が、そのリスクを施工会社等に負担させるケースが多々あります。募集面積の何%かのテナント付けを施工会社が約束するほか、家賃保証という形で施工会社がテナントのフリーレントの肩代わりをしたり、未入居分の家賃を毎月オーナーに支払うといった方法があります。

転貸借

借主(転貸人)が従来の賃貸借関係を維持しながら目的物件を第三者に賃貸することをいいます。
転貸借契約における入居者(転借人)と賃貸人との間には契約関係はなく、借主(転貸人)が自己の賃借権の範囲内で、第三者(転借人)のためにさらに賃借権を設定することを意味します。原契約において、 (1)債務不履行によって転貸人が契約解除された場合、(2)契約期間の満了に伴って契約が終了した場合は、転貸借契約についても同時に終了することになります。
= サブリース

サブリース【sublease】

借主(転貸人)が従来の賃貸借関係を維持しながら目的物件を第三者に賃貸することをいいます。
転貸借契約における入居者(転借人)と賃貸人との間に契約関係はなく、借主(転貸人)が自己の賃借権の範囲内で、第三者(転借人)のためにさらに賃借権を設定することを意味します。原契約において、 (1)債務不履行によって転貸人が契約解除された場合、(2)契約期間の満了に伴って契約が終了した場合は、転貸借契約についても同時に終了することになります。

コンバージョン【 conversion 】

建物の構造を生かしながら改装を施し、本来とは別の用途に再生することです。建物を壊して立て直すスクラップ・アンド・ビルドに対する考え方で、環境負荷の軽減、予算削減といった実質的な利点に加え、歴史・文化資産の保存や土地の記憶を伝えるという観点からも注目が高まっています。その転換内容はオフィスビルから集合住宅への用途転換等さまざまです。

建築協力金

ビル建設資金をまかなうため、入居予定者から長期に返済する条件で借り受ける金額のことです。
保証金といわれるものの中にもこのような目的のものがあり、現在では保証金と同一の性質を有すると考えられています。

建築協力金方式

土地活用の手法のひとつで、入居予定のテナントから建築協力金という名目で保証金を預かって、賃貸ビルなどの建築費に充てる方式です。
建築協力金は、テナントが利用するスペース分の建築費の半額から全額程度です。が、その分、自己資金や銀行からの借入を抑えることができます。デベロッパーや建設会社が、コンビニエンスストアやレストランなどのキーテナントを先に付けて、テナントの業態にあわせた企画設計をします。10年から15年程度の長期契約が普通です。

競売

返済不能となった債務者の担保不動産を強制的に売却する制度です。
裁判所は、債権者の申し立てを受けて、担保不動産の現況調査や最低売却価格を決定した上で、競争入札を実施します。最高入札価格申出人に、その物件を売却します。

区分所有権

集合住宅において、区分所有者が自分の専有部分について所有している権利です。店舗や事務所として1フロア全体を区分所有することもあります。

供託

提供寄託のことです。
法令の規定により、金銭・有価証券・商品またはその他の物件を供託所(法務局、地方法務局、その支局または法務大臣の指定する法務局等の出張所)または一定の者に寄託することを意味します。弁済供託、担保供託、保管供託、質権設定の際の支払いに関する供託、特殊供託があります。